MGXとSGXとの比例関係
2018年にアネロス社より前立腺マッサージ器具MGXトライデントが発売された。だが、MGXという商品名がついてはいるものの、トライデント版MGXは前身のクラッシック版MGXとは全く別の器種となっている。
それは、アネロスジャパン公式ツイッターアカウントの投稿を閲覧すれば一目瞭然。
商品を画像で並べましたので、是非ともご確認ください。
左より、2002年に発売されたアネロスPS2(旧エネマグラ EX2)が原型となり、2004年に小型のSGXと大型のMGX Classicが発売。
更に2018年にMGX Classicより一回り小さくなったMGX Tridentが発売されました。 pic.twitter.com/2dIYtPTg0X— アネロス ジャパン (@aneros_japan) July 8, 2020
SGXとは、日本人の体型に合わせた小ぶりなモデルとして日本国内で人気を博していたが敢えなく廃盤となった器種である。MGXとは兄弟器種で、SGXの一回り大きいものがMGXという設定で売り出されていた。
ところが、上掲のツイートを見て分かる通り、MGXトラデントはSGXに寄せた造りとなっている。即ち、トラデント版はクラッシック版の太さとSGXの短さを融合した器種としてリニューアルされたのだ。
クラッシック版ではヘッド形状の縮尺がSGXと比例する関係であったものが、トライデント版ではSGXと比例する関係が崩れたということになる。
SGX、MGXクラッシック、MGXトライデント、3器種の各寸法
前節の通り、MGXトラデントはSGXとの比例関係を崩し、SGXとMGXクラッシックを融合した器種としてリニューアル発売された。
これは即ち、現行品であるところのMGXトライデントは旧MGXをトライデント化したものでもなければ、SGXをトライデント化したものでもない、全く新しい器種という解釈が成り立つことになる。
小さい順に並べると、
SGX<MGXトライデント<MGXクラッシク
の順になる。
ここで具体的な数値として、SGX、MGXクラッシック、MGXトラデントの順に各器種の寸法を見てみよう。
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SGXの寸法
短くて細い -
MGXクラッシックの寸法
長くて太い -
MGXトラデントの寸法
短くて太い
SGXよりも太く、MGXクラッシックより短い器種がMGXトラデントということになる。MGXクラッシックとSGXの関係のように、全長が短小化するのに正比例して、太さをも短小化した訳ではないとろこがミソである。
クラッシック版と太さがほぼ変わらないまま、全長だけが短くなるのであるから、前立腺に対する当たり方が確実に変わる。これは全く別の器種と考えて差し支えあるまい。
MGXトライデントとは
当サイトでは、MGXトラデントがSGXでもなければMGXクラッシックでもない全く別の器種であると認識している。
とは言え、当サイト別記事「アネロスMGXとヒリックスとユーホー」でMGXをアネロス前立腺マッサージ器具の「基本型」としたが、その位置付けが変わることはない。当サイト当該記事からアネロスMGXに関する見解を以下に引用する。
アネロスはPSニューに始まりPSニューに終わると言われた名作アネロスの後継器。トータルバランスをコンセプトに初心者から上級者まで使えるアネロスの基本型。
前立腺の位置が分からなくても半ば自動的に前立腺にフィットし、PC筋や呼吸法によるアネロスの操作が未熟でも前立腺をマッサージできる設計となっている。
当サイト当該記事
MGXトラデントとは、現時点でアネロス社が考え得る前立腺マッサージ器具の「基本型」の最新版および最良版ということになろう。それがSGXでもMGXクラッシックでもないMGXトラデントなのである。
【NLS公式サイト】
【アネロス公式サイト】