『緊縛の文化史』クレジット
題名
緊縛の文化史
原題
The Beauty of Kinbaku
著者
マスター”K”
著者紹介
40年以上にわたる緊縛研究家。1970年代に学生として日本に滞在したときに初めて緊縛に興味を持つ。それ以来、このテーマについて数多くの記事を執筆。また著書も3冊刊行している。現在、西洋での緊縛実践者・教師の第一人者と目されている。カリフォルニア州ロスアンジェルス在住。当地のエンタテイメント産業で働いている。
奥付より引用
訳者
山本規雄
装丁
篠塚明夫
発行者
高橋雅人
発行所
株式会社すいれん舎
ページ数
323ページ
初版
2013年10月21日
定価
2800円(本体価格)
『緊縛の文化史』新聞広告&解説&評論
「西洋が絶賛する日本独自のエロッティック文化を米国知識人が丁寧に紐解いた傑作。」
お買上ありがとうございました! RT @omusubiakira: 緊縛の文化史、なる本が、中日新聞一面に、堂々と広告が。
これは買えって事だよね?
思わずアマゾンで注文した。 pic.twitter.com/TLy0WlT43J
— 緊縛の文化史 (@Kinbaku_Beauty) December 15, 2013
世界65カ国に広まる「Kinbaku」ということばと文化!
表紙側の帯より引用
『緊縛の文化史』日本伝統文化に結ばれた聖縄http://t.co/YK0lbTC5ry
縄文時代から辿る緊縛の歴史。神道における縄の聖性を紐解き、中世の捕縄術を経て、歌舞伎・浮世絵へと到り、現代緊縛へのルートを引きます。 pic.twitter.com/tBOIfnqc3g— 日本美学研究所 (@bigakukenkyujo) January 19, 2014
『緊縛の文化史』目次
日本語版への序文
謝辞
序文
第1章 緊縛の世界──精神、歴史、産業
結びは日本文化と切っても切れない実用的かつ神聖な要素である
緊縛の歴史と起源(1)捕縛術
─捕らえるための武芸
緊縛の歴史と起源(2)公式の罰、非公式の罰
─力の表象
緊縛から芸術(アート)へ──エロティックな責め絵の誕生
歌舞伎と「新派」劇
グラフィック・アート
出版と写真──伊藤晴雨とSMの進化
伊藤晴雨の登場
カストリ雑誌とSM雑誌の黄金時代
「現代的」SMの出現と第二次雑誌ブーム
映画におけるSM──驚くべき日活の事例
今日の緊縛──アートか、ポルノか、単なる個人的情熱か?
幕間 フォトギャラリー
第2章 緊縛の歴史における26人の重要人物たち
月岡芳年──浮世絵マスター
伊藤晴雨──アーティスト、現代的緊縛の父
美濃村晃──アーティスト、作家、雑誌編集長、縛師、天才
辻村隆──ロマンティックな縛師
名和弓雄──作家、歴史化、江戸武芸専門家
椋陽児──鉛筆デッサンの大家
長田英吉──SMステージショーの父
団鬼六──小説家、雑誌編集長、映画製作者
谷ナオミ──映画スター
濡木痴夢男──伝説の縛師
浦戸宏──映画緊縛師、自称ロープマン
小日向一夢、春日章、小妻要──三人の黄金時代の絵師たち
明智伝鬼──縄の天才
杉浦則夫──写真家
雪村春樹──縛師、出版者、プロデューサー
有末剛──有名女優写真集やメジャー映画でも活躍する才気溢れる縛師
早乙女宏美──緊縛モデル、作家
麻来雅人、奈加あきら、乱田舞──若い世代の縛師、ステージパフォーマー、プロデューサー
廣木隆一と石井隆──映画監督
長田スティーブ──西洋生まれの縛師、ステージパフォーマー
鏡堂みやび──原題の責め絵師
幕間 用語集
第3章 ハウツー緊縛
基本原則
- 安全性
- 常識
緊縛の基礎となる哲学、実践、道具、エロティシズム
- 哲学
- 実践
- 道具
- エロティシズム
緊縛の古典的な型(1)3本縄の高手小手縛り(別名、後手縛り)
緊縛の古典的な型(2)胡坐縛り
緊縛の古典的な型(3)菱縛り
あとがき
参考文献
日本語版解説
日本人の知らない日本文化の奥深さに触れるきっかけに(アリス・リデル)