目次
横向き姿勢の基礎知識
側臥位(そくがい)、シムズ体位とも。
床面に寝転がりながら左右どちらかの脇腹を下にして、両膝または片膝を折り曲げる体勢。アナルオナニーに於いては、利き腕で指や器具を扱うため、利き腕と反対の脇腹を下にすることが慣例。
一般的にはこの姿勢が前立腺マッサージ器具を挿入する際の基本となる体位とされており、この体勢が指や前立腺マッサージ器具をアナル内に挿入した時に最もフィットしやすいと言われている。
医療の世界でも、この体位を「シムズ体位」と呼び、直腸検査や浣腸をする際の基本の姿勢となっている。即ち、肛門に異物を挿入する場合、この横向きこそが合理的にして最適な体位ということになる。
19世紀アメリカ合衆国サウスカロライナ州の婦人科医 J・マリオン・シムズ (J. Marion Sims) に由来する、直腸検査や、治療、浣腸などに用いられる姿勢。
〜Wikipedia「シムズの姿勢」〜
横向き姿勢の裏技
脚膝屈伸
横向き姿勢の裏技としては、脚や膝を曲げ伸ばしする「脚膝(きゃくしつ)屈伸」で、前立腺に対するマッサージ器具の当たり具合を調整することが挙げられる。
膝を曲げて胸に近づければ、前立腺に対してマッサージ器具は弱くヒットし、膝を伸ばして脚を真っ直ぐにすれば、前立腺に対してマッサージ器具は強くヒットする。
ただ単に側臥位になってジッとしていることもある意味で技のひとつとも言えるが、ジッとしていても何も起こらない場合、脚膝屈伸して器具が前立腺に対してドライオーガズムを誘発するスウィートスポット=「ドライのツボ」に当たるように調整する。
前立腺はクルミほどの大きさであるが、そのクルミほどの大きさの前立腺の中に米粒大のドライオーガズムを誘発するスウィートスポットがある。基本的には器具が前立腺に当たった時に気持ちのいいところ、そのスポットを当サイトでは「ドライのツボ」と呼んでいるのだ。
このドライのツボにマッサージ器具がシッカリとヒットしていることが重要である。それ故に、先ずは自分のドライのツボがどこにあるのかを知ることがドライオーガズムへ至る近道となる。
そのドライのツボの探し方についてであるが、当サイト別記事「セルフスティックでドライのツボを探せ」や「ネクサスレボの裏技的な使い方」で述べたので、そちらを参考にしていただきたい。
内股連鎖
脚膝屈伸でドライのツボをシッカリとヒットすることができたら、今度は股間を内股にしたり外股にしたりする「内股連鎖」という裏技を試してみる。
内股にするだけでドライオーガズムまで連鎖
人体は、股をキュッと閉じて内股にすると、性器と肛門の間にあるPC(ピューボコクシギアス)筋=オシッコを止める時に使う筋肉もそれに連動して引き締まるように出来ている。
PC筋が引き締まると、その動きに押されて前立腺マッサージ器具も動くことになる。そして、器具が動くと前立腺を刺激することになり、最終的には何と、前立腺の方が器具の位置と動きに合わせてくるようになるのだ。
アネロスユーザーがよく間違えることが、 体形の違いにより挿入したアネロスが前立腺に届く、届かない話です。
体内の前立腺、直腸という臓器の位置や形は変化し、 アネロスが前立腺に届き刺激するのではなく前立腺という臓器が アネロスの位置と動きに合わせくるように設計されております。— アネロス ジャパン (@aneros_japan) June 26, 2020
「アネロスが前立腺に届き刺激するのではなく前立腺という臓器が アネロスの位置と動きに合わせくる」とは、前立腺がまるで意志を持った生き物のようではあるが、前立腺を適正に刺激すると、人体のメカニズムとして実際にそのような現象が起きるのだ。
内股にする→①PC筋が動く→②器具が動く→③器具が前立腺を刺激する→④前立腺が器具の位置と動きに合わせてくる⇒⑤ドライオーガズム
股関を内股にしたり外股にしたりすることを繰り返すだけで、上手く行けば最大5連鎖でドライオーガズムを達成できるという算段である。
「責め」の技法と「受け」の技法
前立腺マッサージ器具の動かし方と言えば、肛門括約筋やPC筋を締めたり緩めたりする筋締緩法が広く知られている。だが、それ以外にも「内股連鎖」のような方法もあるのだ。
筋締緩法が能動的に器具を動かす「責め」の技法であるとするなら、内股連鎖は直接的には器具を動かすことはせずに結果として器具が動くという「受け」の技法と言えよう。
多くのドライ難民が挫折する理由のひとつが、肛門括約筋やPC筋の適正な動かし方が分からないまま、闇雲に筋締緩法のみで前立腺を責め続けてドライオーガズムを誘発しようとするところにある。
器具の動かし方には「責め」と「受け」があり、両者に優劣はなく、どちらか一本で勝負するよりも、時と場合によって両者を上手く使い分けるが吉と言える。時に責め、時に受け、ここぞという時にまた責める。
内股連鎖以外の「受け」の技法
当サイトでは、内股連鎖の他にも「受け」の技法を取り扱っている記事がいくつかある。
- 前立腺ドライオーガズム、メスイキ時の体位体勢姿勢シリーズ②仰向け編
- 肛門括約筋やPC筋を締めたり緩めたりするやり方ではイケない人の為の、アネロスやエネマグラで前立腺ドライオーガズムを発生させる第3の方法
- ネクサスレボの裏技的な使い方
以上の3記事がそれに当たる。順に各記事内に掲載されている「足ピン法」「三分の一の締め付け」「足ピン法と亀頭責め」が「受け」の技法に該当するので是非とも参考にしてほしい。
横向き姿勢のまとめ
当記事のまとめとしては、先ず脚膝屈伸で前立腺マッサージ器具をドライのツボに確実にヒットさせ、「受け」の技法のひとつ=内股連鎖で器具と前立腺を動かし、最終的にドライオーガズムを促すということになる。
脚膝屈伸と内股連鎖は、横向き姿勢だけでなく様々な体位体勢姿勢で使える裏技である。言うなれば、裏技の中でも表技に近い裏技と言ったところであろうか。ドライオーガズム=メスイキ=ケツイキに於ける裏技の基本となるものなの押さえておきたい。
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